アサーション研修
アサーションとは
アサアサーション(アサーティブコミュニケーション)とは、自分の意見や感情を率直に伝えつつ、
相手の意見や感情も尊重するコミュニケーションのスタイルです。
「言い過ぎた」「あんなこと言うんじゃなかった」と自分の言動を後悔したり、
「こんなことを言ったら嫌われる」「どうせ言ってもわかってもらえないだろう」と
言いたいことを我慢するのではなく、
自分の気持ちや考えを、率直に正直にその場にふさわしい方法で表現します。
そして、相手にも同じように表現することを望みます。
自己主張と他者受容のバランスを取りながら、対等でオープンな関係を築くことを目指します。
アサーションが活かせる場面
職場においてアサーションスキルは、誤解や対立を減らし、
良好な人間関係を築くのに役立ちます。
例えば、チームメンバーが異なる意見を持っていても、
アサーティブに話し合うことで互いの理解を深め、
納得できる解決策を見つけることができます。
アサーションは、職場でのストレスを軽減し、
生産性を向上させるための重要なスキルです。
もちろん職場だけではなく 友人、親子、夫婦、恋人、ご近所付き合いなどの
身近な場面でもアサーションを活かすことができます。
このようなお悩みはありませんか
1.コミュニケーションの問題を抱えている組織
組織内でのコミュニケーションが不十分で、
誤解や情報の行き違いが頻繁に起こっている。
一部の社員の意見が強く、
他の社員が自分の意見を言えない。
2.ストレスや不満が高い職場
従業員が自分の意見や感情を適切に表現できずに
不満やストレスが蓄積し、職場の雰囲気が悪化している。
それが仕事のパフォーマンスに悪影響を与えている。
3. リーダーシップが不足している組織
リーダーと部下とのコミュニケーションが上手くいかず、
信頼関係が築けていない。
ハラスメントになりかねない昔ながらの指導法で、
部下を指導している。
3つのコミュニケーションスタイル
1.アグレッシブ(攻撃的)コミュニケーション
アグレッシブなコミュニケーションは、自分の意見や要求を相手に強制的に押し付けるスタイルです。
このタイプの人は、相手の意見や感情を無視し、自分の考えを強く主張する傾向があります。
結果として、相手との関係が悪化したり、対立が生まれやすくなります。
例えば、会議で自分の意見を通すために他の人の意見を無視して一方的に話す場合がこれに該当します。
2.ノンアサーティブ(非主張的)コミュニケーション
ノンアサーティブなコミュニケーションは、自分の意見や感情を抑えて相手に合わせるスタイルです。
このタイプの人は、自分の考えを言わず、相手の要求や意見に従うことが多いです。
結果として、自分のニーズが満たされないことが多く、ストレスや不満を感じやすいです。
例えば、会議で自分の意見があっても、誰にも反対されたくないから黙ってしまう場合がこれに当たります。
3. アサーティブ(主張的)コミュニケーション
アサーティブなコミュニケーションは、自分の意見や感情を率直に伝えながら、
相手の意見や感情も尊重するスタイルです。
このタイプの人は、自己表現をしつつも相手に対する敬意を持ち、対等な関係を築こうとします。
結果として、誤解や対立が減り、良好な人間関係を築くことができます。
例えば、会議で自分の意見を明確に伝えつつ、他の人の意見にも耳を傾け、
建設的な議論を行う場合がこれに当たります。
アサーション研修 カリキュラムの一例です
アサーションの3つの自己表現の違いを学び、
自分のコミュニケーションはどのタイプかふりかえります。
ものの見方や考え方は人によって違うことを理解し、自分と相手との考え方の違いを認めながら、
お互いを大切にする考え方を身につけましょう。
言いたくても言えない、何と言ったらいいのかわからない場面で、
自分がどうしたいのかを考え、自分の思いを率直に伝える方法を学びます。
思いを正確に伝えるには、言葉だけでなく表情や声のトーンなども重要であることを理解し、
その場にふさわしい方法で表現できるようになりましょう。
あいさつや感謝の言葉、褒める、注意するなどの
日常のコミュニケーションを良好なものにするスキルを身につけます。
また、話し合いの場でお互いの意見が異なるとき、解決に向けて歩み寄る方法を学びます。
1.さわやかな自己表現
(1)自他尊重のコミュニケーション
(2)自分の自己表現をふりかえる
(3)3つの自己表現のタイプ
2.自分の気持ちや考えをはっきりさせる
(1)自分のありのままの気持ちを大切にする
(2)結果や周囲を過度に気にしない
(3)相手の話をしっかり聴く
3.相手の意見や気持ちを尊重した伝え方
(1)言葉と態度を一致させる
(2)最後まで言葉で伝える
(3)感じの良い言い回し
(4)肯定的に伝える
4.風通しのよい職場を作る
(1)メンテナンスの言葉がけ
(2)意見が対立したときのコミュニケーション
研修実績
・山口県看護協会
・公益財団法人山口県栄養士会
・NPO法人つなぐ
医療法人、企業管理職研修 他多数